62歳からの弓道始め

小学生のころ見た弓道の練習風景が自分の原風景となって甦ってくる。そこで、退職を機に、杉並弓道連合の「弓道講習会 初心初級コース」に参加することにした。講習会の様子と個人的な考察を書いたものである。

講習会 3回目 手の内

自分の手の内の理解は間違っていた。
徒手で練習したように胴造りでは弓は自然なもちかたをするのが正解で、胴造りのとき弓は正面を向いている。胴造りときは天紋筋はひらいているが、徐々内側に折れていき大三(だいさん)に達する。弓の角度が変わっていくため、はじめ中指は少し余裕をもって弓を握る必要があり、最終的に人差し指を的を向けられるようになる。自分は、左の手首が上がりすぎる傾向にあり、まだおかしなところがあるのだろう。
教本には「天紋筋が外竹の左角にあたること」とある。左手の天紋筋を軸に回転させるらしい。

 

今回は、先生に矢を付けてもらて、はじめて的前で矢を2本引いてみた。
弦に矢を取り付ける位置がよくわからない。
矢は弓の白く巻いてある部分に設定するようなので、左手は弓の持ちて部分ぎりぎり上を握ることになる。弓構え以降、矢は平行が原則なので、矢が平行になるように取りつけ、あとは平行を維持するように弓の姿勢を補正していくのだろうか?
矢が増えたので胴造りのときに、矢のチェック工程(矢から弦もとまで目視する)が追加になった。

 

手の内の練習として、弓だけを使って、弦を15㎝程度引いて、離したときに、弓が回転運動する実習をした。ゴム弓では弓の完全なコントロールはできないので、できれば本物の弓で練習した方がよいだろう。

 

大三から会までの右手の使い方のコツの説明もあった。少し手首をひねった方がより引きやすいとのこと。左右の肩甲骨がアンバランスにならないように注意あり。
要は「均整のとれた綺麗なフォームで」と云うことだろう。

また指導者がもっている資質の深さについて考えるところがあった。

 

あとは、出来るだけ顔は正面に向けること。
的を射るとき片目にしないこと。
弦を張る左手の向きが間違っている。
と注意された。